学会紹介

東アジア文化交渉学会は、2007年10月に国際学会として設立されました。本学会は、東アジアでの文化生成・接触・衝突・変容・融合等の諸現象を動態的に把握し、トータルな文化交渉のあり方を人文学の多様な方法を総合して複眼的な見地から解明するため、会員相互の研究上の連絡と交流を図ることを目的とする組織です。
本学会は
一.
研究の面において、グローバルな視野をもつ創造的な研究活動を目指し、研究の対象を「東アジアにおける文化交渉」と設定しています。それは「東アジアでの東西文化交渉」と「東アジア諸地域間の文化交渉」の両方を含むものであると考えます。そして、そのような文化交渉の実態を二国間・二地域間という「一対一」の視点というより、多国間・多地域間という「多対多」の視点を生かして分析することを目指します。
二.
上記の趣旨のもとに、学会活動は、毎年、研究大会を開き、研究成果を交流するとともに、方法論の検討とリソースのシェアを促進することに重点を置きます。また研究大会は、異なる国・地域において開催し、現地の声と主張に耳を傾けることが志向します。
三.
組織の面においては、会員の負担を最小限にとどめ、理事会、評議員会を中心に学会運営を行うと同時に、学会の日常業務を担当する事務局を別途組織し、また学会誌を編纂する編集委員会も立ち上げる予定です。

 この趣旨に賛同される方のご参加を心より歓迎いたします。